RPGプログラマー基本テスト
(サンプル問題)
問題用紙
はじめに
当スキル診断テストは、基本的な RPG プログラム開発の経験者用に作成致しましたが、
難易度はかなり高めになっています。
よって当テストで高得点を獲得された方は然るべき資格を十分に保持されているとみなすことができます。
また残念ながら高得点に至らなかった方には、これを機にご自身の足りない部分のスキル習得のための
一層のご努力を期待致します。
1.問題は全部で100問。所要時間は120分です。
2.解答はすべて解答用紙に記入してください。
3.問題はすべて選択問題で、正解はひとつとは限りません。
4.解答欄のブランクは未回答とみなします。
5.問題の範囲および問題数は以下のとおりです。任意の箇所から始めてください。
OS/400はV5R3以降を前提とします。
Ⅰ.処理オプション(一般) : 10題
Ⅱ.外部記述ファイル : 10題
Ⅲ.ソースの保守 : 10題
Ⅳ.OS/400環境におけるプログラミング : 20題
Ⅴ.RPGⅣ : 30題
Ⅵ.制御言語(CL) : 20題
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全 100題
Ⅰ.処理オプション(一般)
Ⅰ-1.物理ファイルTOKMSPとこれに従属する論理ファイルTOKMSL01が同じレコード様式名TOKMSRを持つとき、
この2ファイルをRPGで同時に扱うためのファイル仕様書として有効なものを次の中から選択しなさい。
FFILENAME++IPEASF.....L.....A.DEVICE+.KEYWORDS++++++++++++++++++++
1) FTOKMSP IF E DISK
FTOKMSL01 IF E DISK
2) FTOKMSP IF E DISK
FTOKMSL01 IF E DISK RENAME(TOKMSR:TOKREC)
3) FTOKMSP IF E DISK
FTOKMSL01 IF E DISK RENAME(TOKREC:TOKMSR)
4) FTOKMSP IF E DISK
FTOKMSL01 IF E DISK IGNORE(TOKMSR)
Ⅰ-10.データベース・ファイルTOKMSPの順次読み取り全件処理の演算仕様書として有効なものを
次の中から選択しなさい。
CL0N01FACTOR1+++++++OPCODE&EXTFACTOR2+++++++RESULT++++++++LEN++D+HILOEQ
1) C READ TOKMSP
C DOW %FOUND(TOKMSP)
C* ( 読めたときの処理 )
C READ TOKMSP
C ENDDO
2) C DOU NOT %FOUND(TOKMSP)
C READ TOKMSP
C IF %FOUND(TOKMSP)
C* ( 読めたときの処理 )
C ENDIF
C ENDDO
3) C READ TOKMSP
C DOW NOT %EOF(TOKMSP)
C* ( 読めたときの処理 )
C READ TOKMSP
C ENDDO
4) C READ TOKMSP
C DOU %EOF(TOKMSP)
C* ( 読めたときの処理 )
C READ TOKMSP
C ENDDO
Ⅱ.外部記述ファイル
Ⅱ-1.外部記述データベース・ファイルTOKMSPに対してレコードの読み取りと追加を行うファイル仕様書として
有効なものを次の中から選択しなさい。
FFILENAME++IPEASF.....L.....A.DEVICE+.KEYWORDS++++++++++++++++++++
1) FTOKMSP IF A E DISK
2) FTOKMSP OF E DISK
3) FTOKMSP UF A E DISK
4) FTOKMSP O E DISK
Ⅱ-2.外部記述印刷装置ファイルDENPYOに対するファイル仕様書として有効なものを次の中から
選択しなさい。
FFILENAME++IPEASFRLEN+LKLEN+AIDEVICE+.KEYWORDS+++++++++++++++++++++
1) FDENPYO O E 132 PRINTER OFLIND(*INOF)
2) FDENPYO O F 132 PRINTER OFLIND(*INOF)
3) FDENPYO O E PRINTER OFLIND(*IN99)
4) FDENPYO O F PRINTER OFLIND(*IN99)
Ⅱ-3.外部記述データベース・ファイルTOKMSPのフィールド名は全て’TK’で始まります。
プログラム内部でこれを’A#’に置き換えるためのファイル仕様書として有効なものを次の中から選択しなさい。
FFILENAME++IPEASF.....L.....A.DEVICE+.KEYWORDS++++++++++++++++++++
1) FTOKMSP IF E DISK PREFIX(A#)
2) FTOKMSP IF E DISK PREFIX(A#:2)
3) FTOKMSP IF E DISK PREFIX(A#:REPLACE)
4) FTOKMSP IF E DISK PREFIX(A#:2:REPLACE)
Ⅱ-8.SQLで作成されたテーブルとビューをRPGで使用する際の考慮点として適切なものを次の中から選択しなさい。
1) テーブル/ビューともにRPGで使用することはできない。
2) テーブルはレコード様式名をRENAMEする必要がある。ビューは必要ない。
3) ビューはレコード様式名をRENAMEする必要がある。テーブルは必要ない。
4) テーブル/ビューともにレコード様式名をRENAMEする必要がある。
Ⅲ.ソースの保守
Ⅲ-1.英小文字を扱うILE RPG Ⅳプログラムのためのソース・ファイルをライブラリーSRCLIBに
作成するコマンドとして最も適切なものを次の中から選択しなさい。
1) CRTSRCPF SRCLIB/QRPGLESRC IGCDTA(*YES)
2) CRTSRCPF SRCLIB/QRPGLESRC RCDLEN(112) IGCDTA(*YES)
3) CRTSRCPF SRCLIB/QRPGLESRC IGCDTA(*YES) CCSID(5035)
4) CRTSRCPF SRCLIB/QRPGLESRC RCDLEN(112) IGCDTA(*YES) CCSID(5035)
Ⅲ-3.STRSEUコマンドをパラメーター指定なしで実行した場合に行われる処置で適切なものを
次の中から選択しなさい。
1) QGPL/QRPGLESRC内の最初のメンバーを呼び出そうとする。
2) 現行ライブラリーのQRPGLESRC内の最初のメンバーを呼び出そうとする。
3) そのユーザーが前のセッションで最後に処理したメンバーを呼び出そうとする。
4) パラメーターが指定されていないのでエラーになる。
Ⅲ-4.RPG Ⅳプログラムのソース・メンバーをPDMのオプション14を使用してコンパイルする場合に
呼び出されるコマンドを次の中から選択しなさい。
1) CRTRPGMOD
2) CRTRPGPGM
3) CRTBNDRPG
4) CRTPGM
Ⅲ-6.CRTBNDRPGコマンドで作成されるプログラムに関する説明で適切なものを次の中から選択しなさい。
1) 1モジュールのみを含むことのできるRPGⅣプログラムである。
2) 複数のモジュールを含むことのできるRPGⅣプログラムである。
3) サービス・プログラムをバインドすることはできないRPGⅣプログラムである。
4) 活動化グループの指定はできないRPGⅣプログラムである。
Ⅳ.OS/400 環境におけるプログラミング
Ⅳ-1.ライブラリー作成時の考慮点として最も適切なものを次の中から選択しなさい。
1) CRTLIBコマンドのTYPEパラメーターで*PRODを指定することで、デバッグ時にデータベース・ファイルの
更新が行えなくなる。
2) CRTLIBコマンドのTYPEパラメーターで*TESTを指定することで、デバッグ時にデータベース・ファイルの
更新が行えなくなる。
3) CRTLIBコマンドのTYPEパラメーターで*PRODを指定することで、ライブラリー・リストに
プロダクション・ライブラリーとして自動的に追加されるライブラリーを作成できる。
4) TYPEパラメーターで*PROD指定された場合、デバッグ時にデータベース・ファイルの更新を行うためには
STRDBGコマンドでUPDPRODパラメーターを*YESにする必要がある。
Ⅳ-2.RPGⅢからRPG Ⅳへのソース・メンバーの変換を行うコマンドを次の中から選択しなさい。
1) RTVRPGSRC
2) CVTRPGSRC
3) RTVRPG3TO4
4) CVTRPG3TO4
Ⅳ-3.RPGプログラム内で使用しているデータベース・ファイルおよびデータエリア等の情報を得るために使用する
コマンドを次の中から選択しなさい。
1) DSPPGM
2) DSPOBJD
3) DSPDBR
4) DSPPGMREF
Ⅳ-4.ソース・メンバーの最終更新日付の情報を得るために使用できないコマンドを次の中から選択しなさい。
1) WRKMBRPDM
2) DSPFD
3) STRSEU
4) DSPOBJD
Ⅴ.RPGⅣ
Ⅴ-1.次の RPG Ⅳ コードの抜粋について。
HKEYWORDS+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
H DATEDIT(*YMD)
DATEDITキーワードを使用した結果について述べているものを次の中から選択しなさい。
1) ユーザー日付(*DATE/UDATE)の形式が *YMD になる。
2) D仕様書で定義した日付フィールドの形式が *YMD になる。
3) D仕様書で定義した日付フィールドの編集が *YMD になる。
4) 編集コードYを使用した数値フィールドの形式が *YMD になる。
Ⅴ-2.次の RPG Ⅳ コードの抜粋について。
FFILENAME++IPEASF.....L.....A.DEVICE+.KEYWORDS++++++++++++++++++++++++
FSECOND1 IS E DISK
FSECOND2 IS E DISK
FPRIMARY IP E DISK
ファイルの読み込み順として正しいものを次の中から選択しなさい。(突合せ処理はない)
1) PRIMARY → SECOND1 → SECOND2
2) PRIMARY → SECOND2 → SECOND1
3) SECOND1 → SECOND2 → PRIMARY
4) 上記のコーディングではコンパイル・エラーになる。
Ⅴ-3.前問の問題で突合わせ処理の指定がある場合のファイル読み込み順として正しいものを
次の中から選択しなさい。
1) PRIMARY → SECOND1 → SECOND2
2) PRIMARY → SECOND2 → SECOND1
3) SECOND1 → SECOND2 → PRIMARY
4) どの順番に読み込まれるかは分からない。
Ⅵ.制御言語(CL)
Ⅵ-1.ILE CLプログラムのソース・メンバーのタイプを次の中から選択しなさい。
1) CLILE
2) CLLE
3) CLPILE
4) CLPLE
Ⅵ-2.パラメーターを受け取る際の説明として適切なものを次の中から選択しなさい。
1) パラメーターの変数定義(DCL)は呼び出し側で行っているので受け取り側で定義する必要はない。
2) パラメーターの変数定義(DCL)は呼び出し側と同じ順番で受け取り側でも変数定義(DCL)しなければならない。
3) パラメーターの変数定義(DCL)は受け取り順に定義しなければならない。
4) パラメーターの変数定義(DCL)と受け取り順には特に制約はない。
Ⅵ-3.CLプログラム内で変数として定義できるデータ・タイプの組み合わせとして適切なものを次の中から選択しなさい。
1) *CHAR *DEC *FLOAT *LGL *INT
2) *CHAR *DEC *FLOAT *LGL
3) *CHAR *DEC *LGL
4) *CHAR *DEC *HEX
Ⅵ-4.変数定義(DCL)とファイル定義(DCLF)に関する説明として適切なものを次の中から選択しなさい。
1) DCLFコマンドはDCLの前に定義しなければならない。
2) DCLFコマンドは最後のDCLの後に定義しなければならない。
3) DCLFコマンドとDCLコマンドの定義順には特に制約はない。
Ⅵ-5.CLプログラムの開始と終了に関する説明として適切なものを次の中から選択しなさい。
1) PGMコマンドとENDPGMコマンドは必ず定義しなければならない。
2) PGMコマンドは必須だがENDPGMコマンドは定義しなくてもよい。
3) PGMコマンドは任意だがENDPGMコマンドは定義しなければならない。
4) PGMコマンド、ENDPGMコマンドともに必要なければ定義しなくてもよい。
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